エステサロンの人気の施術、ラジオ波。ダイエット効果が期待でき、美しい体を目指したい方におすすめです。
ラジオ波が気になっているものの、本当に効果があるのか、デメリットは何なのかが気になっている方は多いですよね。
本記事では、ラジオ波とはどのようなものかという基本情報から、施術前後の注意点、デメリットなどを解説します。
ラジオ波とは？超音波や高周波とどう違う？
ラジオ波とは、30MHz〜300MHzの高周波の電磁波のことです。
高周波の電磁波を体に流し、体の内部の水分を振動させることで細胞にアプローチします。
体内の老廃物やむくみに効果が期待でき、ダイエットメニューとして、エステサロンで人気があります。
周波数が高いほど振動が細かくなり、脂肪細胞にもしっかりアプローチできるとされています。
もともとはアスリートのケアなどに使われる医療用品でしたが、近年は美容業界でも気軽に利用できるようになりました。
ラジオ波はradio frequency(RF:アールエフ）と呼ばれることもあり、エステサロンによって高周波治療、インディバ、ハイパーナイフ、サーモシェイプなどと呼ばれる機材が用意されています。
出典：Radio Frequency (RF) Skin Tightening
ラジオ波を利用した美顔器のメカニズムは？
ラジオ波を用いる美顔器は、肌に熱を与えて代謝を促進します。
ラジオ波は誘電加熱によって熱を発生させるという特徴があります。
誘電加熱は、電子レンジの仕組みをイメージするとわかりやすいでしょう。
電子の力で熱を与え、さらに美顔器でお肌に振動を与えることで、深部までしっかりアプローチできます。
ラジオ波の熱はお肌表面から2センチ奥まで届くといわれているため、美顔器としてだけでなく、ダイエット向けの機器としても人気があります。
超音波とラジオ波の違い
超音波はキャビテーションとも呼ばれるもので、20kHz程度の音波で体にアプローチします。
体内の水分に振動を与える点はラジオ波と同じですが、振動を与える際に細胞間に気泡を発生させるという特徴があります。この気泡が弾けるタイミングで脂肪細胞に影響をあたえるのが、超音波、キャビテーションの施術方法です。
超音波はラジオ波と比較するとピンポイントで体の部位を温める役割が強く、おなかや足など、部分痩せをしたい方向けの施術が多いです。
一方でラジオ波は広範囲に一気にアプローチできるため、全身のダイエットに効果が期待できます。
さらに、超音波は体の深部まで温めるのに数分間かかる、ラジオ波は十数秒で深部まで温められるという違いもあります。
高周波とラジオ波の違い
高周波は10MHz〜300MHz程度の高周波の電磁波のことで、ラジオ波は高周波の一種です。
エステサロン、美容業界では、ラジオ波といえば高周波を指すケースが多いです。
高周波の電磁波を体にあてると、体内で熱が発生し、なかなか熱が届きにくい体の深部の脂肪などを温められます。
老廃物の排出や血行促進も期待でき、むくみにくく綺麗なスタイルを目指せるでしょう。
ラジオ波・高周波の効果
ラジオ波や高周波にはどのような効果があるのか、詳しく解説します。
冷え改善やダイエットなど、美容に関心が高い方に嬉しい効果が多数期待できるでしょう。
冷え性を改善する
ラジオ波は体の深部まで、スピーディーにしっかり温められるため、冷え性の改善につながります。
体が冷えると代謝が落ちる、肌のハリがなくなる、血色が悪くなる、脂肪を溜め込み痩せにくくなるなどのデメリットがあります。
老廃物も溜まりやすくなり、疲れが取れにくい、むくんで見えるなど、デメリットは多数あります。
ラジオ波で体の深部までしっかり温められれば、冷え性を改善し、健康的な体を目指せるようになるでしょう。
冷え対策をしてもなかなか冷え性が改善されない方におすすめです。
代謝を促進する
前述のとおりラジオ波には体を温める効果があり、代謝の促進にも効果的です。
代謝が促進されるとカロリーを消費しやすくなり、日常生活を送っていても自然と痩せやすい体を目指せます。
反対に、代謝が落ちたままだと、運動をしてもなかなか痩せにくく、ダイエットの効果が見えにくくなってしまいます。
ラジオ波で体を温めて代謝を上げ、さらに運動も続けることで、より効率的に美しい体を目指せるでしょう。
お肌にハリを与える
ラジオ波でお肌を温めると、血行が促進されて若々しい張りが生まれます。
加齢によってお肌のハリの低下や乾燥が進みますが、ラジオ波などの施術で美しいお肌を維持することは可能です。
セルフのスキンケアでは満足できなかった方も、ラジオ波でお肌の深部にアプローチしてみましょう。
ラジオ波の注意点は？
ラジオ波の施術前後2時間は、暴飲暴食は控えましょう。
ラジオ波で体を温めると、体内の老廃物が流れ、吸収力が高まるとされています。
施術前後に炭水化物や脂肪分の高いものを食べると、必要以上に糖質や脂質が体に吸収されてしまう可能性が高いです。
とくにダイエット目的でラジオ波の施術を受ける場合は、食事には注意しましょう。
また、ラジオ波の施術を受けてからしばらくは代謝が高まっている状態です。
適度に運動すると、普段よりも高いカロリー消費が期待できます。
日頃より体を動かすことを意識して過ごしてみましょう。
ラジオ波のデメリットとは
ラジオ波はダイエットや美肌を目指す方におすすめの施術ですが、施術前にはデメリットも確認しましょう。
熱さを感じることがある
ラジオ波の施術を受けることで痛みを感じたり、体に悪影響が出たりすることはありませんが、人によっては熱さを感じることがあります。
我慢できないほどの熱さではありませんが、初めてラジオ波などの施術を受ける方は抵抗を感じるかもしれません。
熱さが怖い方は、事前にスタッフに伝えておくと配慮をしてくれるでしょう。
赤みや乾燥が気になることもある
ラジオ波に副作用やダウンタイムはありませんが、施術後に赤みや乾燥が気になる可能性があります。
ただし、痛みが出たりあとが残ったりすることはありません。
赤みや乾燥が出たとしても、数時間から数日でおさまります。
施術後は丁寧なスキンケアが必要
ラジオ波の施術後は肌が敏感になっているため、いつも以上に丁寧なスキンケアを行いましょう。
とくに乾燥が気になる方は、丁寧な保湿が大切です。
体に施術をしたあとはボディクリームなどでの保湿がおすすめです。
お肌が敏感になっているときは紫外線による刺激も受けやすいため、エステサロンからの帰りにも日焼け止めなどで丁寧に紫外線対策を行ってください。
ラジオ波は効果ない？
ラジオ波の効果が出るかどうかには個人差があり、人によっては効果を感じにくい可能性もあります。
脂肪細胞にアプローチするため、脂肪が少ない方は効果を実感しにくいケースもあるでしょう。
ですが、ラジオ波はお顔や体の余分な水分や老廃物を取り除き、リンパの流れを促進する効果があります。むくみの改善、小顔効果、代謝の向上、冷えの改善などには、十分効果が期待できるでしょう。
ラジオ波による効果には個人差があるため、気になる方はぜひ一度試してみてください。
