スキンケア方法は多数ありますが、そのなかでもお肌に優しく、角質ケアができると人気なのがハーブピールです。
本記事では、ハーブピールにはどのような効果が期待できるのかとともに、効果が出るハーブピールの選び方、使い方を紹介します。
ケミカルピーリングやダーマペンとの違いも確認し、お肌のスペシャルケアに役立てましょう。
ハーブピールとは
ハーブピールは、植物由来のピーリング剤のことです。
ハーブや海藻など、ミネラルなどの天然成分が豊富な素材を用いて作られています。
植物が持つ小さな棘が毛穴に入りこみ、その棘を押し出す肌本来の力で、肌の生まれ変わりのサイクルをサポートします。
お肌に老廃物や古い角質が残っている状態でハーブピールを使用すると、肌表面のゴワつきやくすみ、肌荒れなどに効果が期待できます。
【出典】 Complications of Medium Depth and Deep Chemical Peels
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3560165/
ハーブピールの効果
ハーブピールには、剥離なしのものと剥離ありのものがあります。
それぞれに効果の強さや成分が違うので、スキンケアに取り入れる際は、自分にはどちらが合っているか確認することが大切です。
剥離なしのハーブピールの効果
剥離なしのハーブピールは、肌への刺激が少なく、使用後肌のかゆみや痛みが出にくいです。
ダウンタイムもほぼなく、すぐに普段通りのスキンケアやメイクができます。
その分剥離ありのハーブピールよりも効果を実感しにくいものもあります。
まずはハーブピールがお肌に合うか、どのようなスキンケアなのか知りたい人にもおすすめです。
剥離ありのハーブピールの効果
剥離ありのハーブピールは、使用後数日かけてお肌の表面がポロポロと剥がれ落ちるものです。
スポンジアといわれる棘状の成分が含まれており、この棘が新しい皮膚を作る基底層にアプローチしてくれます。
お肌を作る細胞が刺激され、肌の生まれ変わり、つまりターンオーバーを促す効果があります。
目には見えないほどの小さな棘ですが、施術中にちくちくとした痛みを感じたり、施術後も数日間は触ると痛みを感じたりする可能性があります。
剥離なしよりも刺激が強いですが、その分高い効果を期待できます。
剥離ありはプロによる施術がおすすめ
剥離ありのハーブピールを使用する場合、訓練を積んだプロに施術してもらうことをおすすめします。
剥離ありのハーブピーリングは施術が難しく、施術中だけでなくその後のケアも重要です。
適切な方法での施術を受け、施術後のケアについてもしっかり指導を受けましょう。
ハーブピールのダウンタイムは何日?
ハーブピールの使用後は、基本的に数日間のダウンタイムがあります。
ハーブピールの種類や肌質、お肌のコンディションにもよりますが、5日から7日程度はダウンタウンがあると考えておきましょう。
施術後は火照ったような感覚を覚えることもありますが、7日程度で鎮静されていくのが一般的です。
日焼けしやすい時期は注意
ハーブピールの施術後は、日焼けをしないように十分注意しましょう。
ハーブピールを受けた後のお肌は、ダメージを受けている状態です。
日焼けをするとさらにダメージが重なり、お肌の再生が遅れてしまったり、肌荒れや乾燥の原因になってしまったりする可能性があります。
とくに日焼けをしやすい夏の時期にはハーブピールの施術は避け、冬から3月くらいの時期に行うのがおすすめです。
サロンによっては、ハーブピール後用の日焼け止めを提供してくれるところもあります。
数日間は洗顔にも注意
ハーブピールの施術後、翌日には洗顔、洗髪、入浴が可能です。
ハーブピールを施術された後のお肌はダメージを受けた状態で、数日かけて肌表面の古い角質や老廃物を落としていきます。
角質や汚れを落とす力が強い界面活性剤が入っている洗顔を使うと、かえってお肌に負担をかける可能性があります。
洗顔をする際は、界面活性剤不使用のものや、お肌に優しいものを選びましょう。
ハーブピーリングはいつから効果が出る?
ハーブピーリングは、施術後2、3日で効果を実感できるケースが多いです。
通常、お肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーは、28日程度の周期で繰り返されます。
ハーブピーリングではそのサイクルを一気に進めるもので、ターンオーバーが遅れてお肌に残っている老廃物や古い角質を落とすサポートをします。
ハーブピーリングとケミカルピーリングの違い
ハーブピーリングとケミカルピーリングの違いを確認しましょう。
ハーブピーリングの特徴
ハーブピーリングは、植物の細かな棘で肌を刺激し、肌の再生を促し、表面の古い角質を落とす方法です。
ケミカルピーリングと違い、肌本来が持つ力を促すことで美肌に導く方法です。
肌の内側にある細胞を活性化させ、ターンオーバーの遅れを正常なサイクルに近づける役割もあります。
ハーブの成分がじっくり時間をかけてお肌に浸透していくため、徐々に肌が美しくなっていく感覚を実感できるでしょう。
ケミカルピーリングの特徴
ケミカルピーリングは、薬剤を塗布して肌表面の古い角質や汚れ、老廃物を落とす方法です。
一気に肌表面の古い角質などを溶かし、皮膚の新陳代謝を促します。
ダメージに弱い、まだ新しい角質が肌表面に残るので、施術後は赤みや痛みを感じたり、ダウンタイムが長引いたりするケースもあります。
その分ハーブピーリングよりもスピーディーに効果を実感しやすいです。
【出典】Chemical peel
https://www.mayoclinic.org/tests-procedures/chemical-peel/about/pac-20393473
ダーマペンとハーブピーリングはどちらがいい?
美容皮膚科などで人気の施術のダーマペンと、ハーブピーリングの違いを確認しましょう。
いずれも、肌の細胞を刺激し、肌本来の再生能力を促し、古い角質を落とす、ニキビやニキビ跡を改善する、毛穴の開きやお肌のザラつきを改善すること目的としています。
ただし、人によっては「ハーブピールの方が効果があった」「ダーマペンの方が効果があった」と、効果の差を感じます。
合う合わないの効果の差が大きいので、施術前にはそれぞれの特徴をよく確認しましょう。
ハーブピーリングの特徴
ハーブピーリングは、植物が持つ小さい棘で毛穴や肌の細胞にアプローチしていく施術です。
ケミカルピーリングのように一気に肌の古い角質を落とすのではなく、数日かけてゆっくりと肌の再生を促していきます。
ハーブの種類も多数あり、剥離あり、剥離なしだけでなく、ハーブが持つさまざまな力で、お肌のスペシャルケアができるのも特徴です。
ダウンタイムが長く、施術後のケアも丁寧に行う必要がありますが、その分アフターケアが充実しているサロンも多いです。
ハーブピーリング後用のスキンケア方法を教えてくれたり、スキンケアアイテムを提供してくれたり、施術後も丁寧に寄り添ってくれるサロンを選べば、より高い効果を実感できるでしょう。
アフターケアの充実度からか、ダーマペンよりもハーブピーリングの方が効果を実感できたという口コミも多くあります。
ダーマペンの特徴
ダーマペンは、非常に細い針を肌表面に刺し、肌の回復力を促す施術です。
針の細さや刺す深度などを調整し、それぞれの肌質に合わせた施術ができます。
ハーブピーリングと同じく数日間は痛みや赤み、かゆみなどのダウンタイムがあります。
ダーマペンはエステサロンではなく美容皮膚科などの医療機関で施術されることが多く、ハーブピーリングと比較すると費用が高額になりやすい点に注意が必要です。
ダーマペンの施術を受けたあとに美肌成分を塗布するオプションなども豊富に用意されていますが、予算オーバーにならないよう、どのメニューを選ぶかは慎重に検討しましょう。
【出典】ダーマペン
https://dermapen.com/