ベテラン・エステティシャンが教える乳液パックの効果とは

乾燥が気になる人におすすめの美容法として注目を集めているのが、乳液パックです。

乳液パックにはどのような効果があるのか、そしてより効果的な方法を確認しましょう。

普段のスキンケアに乳液パックを加えて、エステサロン帰りのような美肌を目指してくださいね。

乳液パックとは?

乳液パックは、普段使っている乳液でパックをするスキンケア方法です。

特別な美容液を用意したりエステサロンでの施術を受けたりする必要がなく、手軽に美肌を目指せます。

乳液はスキンケアのなかでも保湿を目的とするアイテムですが、それだけでなくお肌の引き締めや化粧ノリのアップにも役立ってくれます。

化粧ノリが悪いと感じるときは、お肌が乾燥している、キメが乱れている可能性があります。

普段よりも肌トラブルが気になる方は、手軽に始められる乳液パックを試してみましょう。

なお、乳液パックは毎日するのではなく、週に一度などスペシャルケアとして取り入れることをおすすめします。

乳液パック方法

乳液パックの具体的な方法を解説します。

乳液パックは、しっかりケアしたいとき、手軽にケアしたいとき、どちらにも使えます。

スキンケアの目的に応じて、自分にぴったりの方法を選びましょう。

しっかりケアバージョン

乾燥や肌トラブルが気になるときは、とくにしっかりケアを心がけましょう。

シートパックやコットンなども使わず、簡単にスペシャルケアができますよ。

しっかりケアバージョンの方法は、まず化粧水を使います。

洗顔後のお肌を化粧しで整えて、お肌が隠れるほどしっかり乳液を乗せます。その後、20分ほどおいて乳液がなじむのを待ちましょう。

乳液がなじんで透明になったら、乳液パックは完了です。ベタつきが気になるようなら軽く拭き取り、スキンケアを終わらせましょう。

ちょっとケアバージョン

普段のスキンケアに加えて少し特別なケアをしたい方は、ちょっとケアバージョンがおすすめです。

普段から丁寧にスキンケアをし、週に一度程度スペシャルケアをすれば、良好なお肌の状態を維持できるでしょう。

まずは洗顔後のお肌を化粧水で整えます。

その後、乳液や美容液をいつものスキンケアと同じように済ませたら、さらに乳液をなじませます。

さらにコットンをかぶせて、乳液の成分が逃げないようにしましょう。

5分程度おいたらコットンを外し、乳液をお肌全体になじませます。

コットンを乗せることで乳液の成分がお肌に浸透しやすくなる分、短時間でのケアが可能です。

仕事帰りなどの忙しかった日は、こちらのケアを試してみましょう。

乳液パックの進化系話題の「乳液仮面返し」

乳液パックの進化系として話題なのが、乳液仮面返しというスキンケア方法です。

ある美容家が提案したことから話題になり、美肌になったという口コミも多く集まっています。

普段の乳液に加えてスキンケア用のシートパックが必要です。

普段どおりスキンケアをしてから、シートパックをして乳液を重ねる方法です。

普段のスキンケアより手間も時間もかかりますが、その分しっかり効果を実感できるでしょう。

方法は以下の通りです。

乳液パック手順

  1. 洗顔後に化粧水でお肌を整える
  2. シートマスクを顔に被せ10分間放置する
  3. シートマスクの上に乳液をたっぷりのせる
  4. シートマスクを裏返して10分放置する
  5. シートマスクを剥がして乳液を肌になじませる
  6. 乳液かクリームを塗って保湿をする

シートマスクを外したあとは、ハンドプレスでさらにしっかり美容成分をお肌に閉じ込めましょう。

シートの上から乳液をすることで、シートパックの美容成分が蒸発するのを防げます。さらに裏返すことで乳液がしっかりお肌全体にいきわたり、保湿まで徹底的に行ってくれます。

ただし、この方法は毎日行うとかえってお肌を敏感にしてしまう可能性があります。ニキビができやすい人にとっては、過度なケアは毛穴のつまりなどの原因になるので注意しましょう。

月に一度のスペシャルケアや、肌の調子が悪いと感じたときだけに行うことをおすすめします。

乳液パックのよくある質問と回答

乳液パックは簡単な美容方法ではありますが、いまだに試したことがない方も多いでしょう。

より効果を高めるためにも、以下のポイントを意識してみてください。

自分の悩みに合わせて、最適な美容方法を試しましょう。

パックは朝と晩どちらがいい?

乳液パックは夜に行うのがおすすめです。

人の体は夜眠っている間に成長ホルモンが分泌され、お肌の生まれ変わりにも貢献します。

さらに、お風呂で汚れをしっかり落とし、毛穴が開いている状態で乳液パックを行うことで、美容成分がよりしっかり浸透します。

乳液パックは非常に時間がかかり、パックをしたあとも乳液がしっかり残っているためすぐにメイクは出来ません。

そのため、時間的にもゆっくりできる夜に行うのがおすすめです。

ただし、絶対に夜に乳液パックをしなければならない、朝に行ってはならないというわけではありません。

自分のライフスタイルに合わせて最適なタイミングを選びましょう。

乳液パックに使うのにおすすめの乳液は?

乳液パックに使う乳液は、普段使っているもので構いません。

ですが、一度に使う乳液の量が多いため、高額すぎるアイテムは使いにくいと感じる方が多いでしょう。

プチプラの乳液でも、たっぷり塗布して丁寧にパックすれば、十分に美肌効果を期待できます。

惜しみなくたっぷり使えるレベルの乳液を用意しておくことをおすすめします。

また、乳液パックは長時間乳液をお肌に乗せる方法です。テクスチャーがゆるいとお肌からポタポタ落ちてしまうため、硬めでこっくりとしたテクスチャーの乳液を選ぶといいでしょう。

入浴中に乳液パックをしてもいい?

入浴中に乳液パックをすると、より高い効果を期待できるでしょう。

入浴中はメイクや毛穴の汚れが落ち、お肌が温まって毛穴が開いている状態です。

浴室内も湿度が高いため、乳液が蒸発しにくく、コットンでフタをする必要がありません。

乳液をたっぷりお肌にのせて、10分から15分程度待ちましょう。

その間に半身浴をすれば毛穴もしっかり開き、より美容成分が浸透するでしょう。

入浴後は簡単にスキンケアを済ませるだけでも、しっかり乾燥対策ができますよ。

目元の乾燥が気になるときのパック方法は?

目元の乾燥が気になるときは、上記で紹介した乳液仮面返しに加えて、乳液をしっかり浸透させたコットンを目の上に乗せて同じ時間だけ放置しましょう。

目元の皮膚は非常に薄く、まばたきなどでよく動かす部分です。メイクやクレンジングの摩擦でダメージを受けやすく、乾燥もしやすいので、しっかりコットンで乳液パックをしてあげましょう。

シートパックは目元が開いていて、肝心の部分をケアしにくいというデメリットがあります。コットンを上手に取り入れて、細かい部分まで乾燥対策を万全にしましょう。

話題の乳液パックで美肌を目指そう

普段使っている乳液を使うだけで簡単にできる乳液パックを紹介しました。

乳液パックは、エステに行く時間やお金がない、肌の調子が悪いときに手軽にできるスキンケア方法を試したい方におすすめです。

最近は、シートパックに乳液を塗って両面でパックするスキンケア方法も話題です。実際に試している人の声もチェックして、試してみましょう。

乳液パックに使うのは、普段使っている乳液で問題ありません。

エステサロンに行かなくてもしっかりと美肌を目指せる方法なので、普段のスペシャルケアとして取り入れてみてくださいね。