きれいな肌に欠かせないのが、透明感です。
透明感があるお肌を目指そう!と思っても、そもそも透明感とはどういうものなのかわからない、という方も多いですよね。
本記事では、お肌の透明感はどのようにして作られるのか、そしてどのように透明感のあるお肌を目指せばいいのかを紹介します。
若々しく透明感のあるお肌を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
お肌の透明感とは
お肌の透明感とは、肌表面がなめらかで、きめが整い、光をきれいに反射している状態のことをいうのが一般的です。
透明感のあるお肌は、肌の光の量で決まるとも言われています。
外から受ける光をきれいに反射し、内側から光っているように見えると、お肌に透明感を感じられるようになります。
反射する光の量が多ければ多いほどお肌の透明感は増し、若々しく美しい肌に見せることが可能です。
光を反射するだけでなく、くすみがなく、うるおいはハリがあること、清潔感があることも、お肌の透明感を高めるポイントです。
色ムラがなく、統一感があるお肌は、一層透明感を感じさせてくれるでしょう。
お肌の透明感をアップさせるためには、光の反射だけでなく、これらのムラをなくし、均一な肌色を目指すことも大切です。
肌の持つ光を多くなるには
お肌が光を反射する量をアップさせると透明感が増しますが、実際にはどのようなケアがあるのかをチェックしてみましょう。
お肌の光の量を多くする方法は、以下の3つです。
- ターンオーバーを整える
- お肌のきめを整える
- しみやくすみのないお肌を目指す
それぞれのケア方法をチェックしていきましょう。
ターンオーバーを整える
お肌のターンオーバーとは、皮膚のもっとも外側にある「表皮」の細胞が、一定周期で生まれ変わることを意味します。
28日程度の周期でお肌の表面は古くなり、剥がれ落ち、また新しい皮膚になっていきます。
ターンオーバーが正常に繰り返されていれば、いつでも若々しい透明感のあるお肌になりやすいといわれています。
一方で、ターンオーバーは、年齢を重ねたり、不規則な生活習慣や食べるものによって、遅れてしまうこともあります。
ターンオーバーが遅れると、古い皮膚の細胞がいつまでも肌表面に残ります。その結果、くすみや肌荒れがひどくなり、お肌の透明感が損なわれてしまいます。
ターンオーバーは遅れると2か月以上もかかることもあります。
皮膚の表面は肌の水分量を保ち、外部からの刺激、風外物質から肌を守るバリア機能もありますが、ターンオーバーが遅れるとさまざまな肌トラブルの原因にもなってしまいます。
ピーリングや規則正しい生活習慣、適度な運動、便秘の改善などが、ターンオーバーを促進するためには大切です。
お肌のきめを整える
お肌のきめを整えることで、お肌にあたる光を均一に反射してくれます。
お肌のきめが整っておらず、バラバラの方向を向いていると、光が当たってもうまく反射できず、どんよりとした印象を与えてしまいます。
お肌のきめを整える方法としては、できるだけ肌へのダメージを減らすことが大切です。
紫外線対策をして日焼けしないようにする、肌を強くこするスキンケアを避ける、丁寧にクレンジングを行うなどの方法を実践しましょう。
しみやくすみのない白い肌を目指す
しみやくすみがあると、お肌の透明感が損なわれてしまいます。
しみやくすみの改善方法は、主に丁寧なスキンケアと食生活の改善です。
しみは一度できてしまうとセルフケアするのは難しくなってしまうため、日頃からしみができないよう、紫外線対策をしたり、しみ対策に効果があるスキンケアアイテムを利用しましょう。
肌の透明感を高めるサポートをしてくれるサプリメントを取り入れることもおすすめです。
また、体内が水分不足だとくすみやすいお肌になってしまうため、水分はこまめに摂取しましょう。
抗酸化作用のあるビタミンを多く含む野菜や果物、レバー、うなぎ、チーズ、バター、卵などの食品を、毎日の食生活に取り入れることもおすすめです。
透明感のあるお肌を目指すスキンケア
透明感のあるお肌を目指すスキンケア方法を紹介します。
以下のポイントを日々のスキンケアで意識して、透明感のあるきれいなお肌を目指しましょう。
適切なクレンジング、洗顔料を使用する
透明感のあるお肌を目指すなら、まずはお肌を清潔な状態に保つことが大切です。
クレンジングでしっかりとメイクを落としてから、洗顔で余分な角質、汚れを取り除きましょう。
肌表面のメイクや汚れをオフすることで、その後のスキンケアもぐっと浸透しやすくなりますよ。
丁寧に保湿をする
お肌の水分量が少ないと、透明感が低下してしまうため、保湿にはとくに力を入れましょう。
化粧水のあとは、美容液や乳液やクリームなどを塗り、水分が蒸発しないようフタをします。
乾燥が気になる方は、スキンケアアイテムを選ぶ際にセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった、保湿効果が高い成分が配合されているものを選びましょう。
紫外線対策をする
ターンオーバーの遅れやしみの原因になってしまうため、紫外線対策は常に行いましょう。
紫外線を浴びてお肌が日焼けをすると、肌内部へのダメージを防ぐために、皮膚表面に古い角質が残り、メラニンを多く生成するようになります。
日々のスキンケアの一環として、日焼け止めを取り入れるようにしましょう。
日焼け止め効果のある化粧下地やファンデーションを選ぶことで、気軽に紫外線対策ができます。
スキンケアだけでなく、日傘や帽子を活用して、お肌が直接紫外線に当たらないような対策もおすすめです。
透明感のあるお肌にみえるメイク法
化粧下地やコントロールカラーを取り入れることで、メイクからお肌に透明感を与えることも可能です。
それぞれの悩みにどのような色味を使えばいいのか解説します。
赤味の強いお肌にはブルーやグリーンを使う
赤味が気になるお肌には、ブルーやグリーンのコントロールカラーを利用しましょう。
血色が悪く見える可能性を懸念する方も多いですが、ブルーやグリーンはお肌の色ムラを抑え、透明感のある明るいお肌に導いてくれます。
赤味が気になる部分だけに利用することもおすすめです。
血行の悪いお肌にはピンクやラベンダーを使う
血行不良から顔色が悪く見えてしまうお肌には、ピンクやラベンダーのコントロールカラーを利用しましょう。
お肌に血色感を与えてくれて、ぱっと華やぐような印象にしてくれます。
とくに、ラベンダーは透明感を与える色として人気があります。
ラベンダーカラーの化粧下地も多く登場しているので、ぜひ取り入れてみてください。
くすみが目立つお肌はイエローやオレンジを使う
くすみが目立つお肌には、イエローやオレンジのコントロールカラーがおすすめです。
どんよりとしたくすみを飛ばし、明るい印象にしてくれます。
光をうまく反射できるようサポートしてくれるので、くすみが気になる、実年齢より上に見られるという方は、これらの明るい色味をメイクに取り入れてみましょう。
シミを目立たなくするコンシーラーを使う
シミがあるとお肌の均一感がなくなり、透明感がないお肌に見えてしまいます。
ファンデーションでカバーしきれないシミは、コンシーラーを利用しましょう。
気になる部分にコンシーラーを置き、叩き込むようになじませると、シミの目立たないお肌にすることが可能です。
コンシーラーでシミの色味を抑えることで、ファンデーションも最低限の量で済み、厚塗り間をなくせるでしょう。