今回は人気サロンオーナーが選ぶエステ化粧品について解説していきます。
エステ内でもお客様にも使われる大切な化粧品。
そんなエステ化粧品ですが、エステの方向性・コンセプトなどによって選び方はそれぞれだと思います。
ですが、できることなら顧客満足度につながる化粧品を導入したいと考えるのは当然のことでしょう。
そこで人気サロンオーナーが選ぶエステ化粧品として、注目の化粧品や成分についても解説していきたいと思います。
また定番の成分も含めて結果につながる美容成分などについても触れていきますので、合わせてチェックしてみてください。
ハーブピーリングの化粧品
まずは注目のハーブピーリングの化粧品について触れていきましょう。
様々な美肌効果を得ることができると人気のハーブピーリングです。
ハーブピーリングの基本から人気の化粧品まで解説していきますので、各項目に目を通してみてください。
ハーブピーリングとは?
それでは「ハーブピーリングとは?」といった基本から解説していきます。
ハーブピーリングとはハーブの棘状成分を浸透させ、 成長因子を深部まで導入することで、肌のターンオーバーを短期間で促すピーリングです。
お肌のターンオーバーは通常28日周期ですが、3~5日という短期間でお肌の再生・自然剥離を促すことができます。
またお肌がデリケートな人でも肌内面を強く、そして健康的な厚みに作り上げてくれるため、多くの人におすすめできるピーリングとして注目されているのです。
剥離あり、なしの化粧品がありますが、いずれも使い勝手の良い化粧品だと言えるでしょう。
※また痛みや剥離の有無、素材によってハーブピーリング、ハーブトリートメントと呼び方が異なる場合があります。
シュラメック ドイツ グリーンピール(元祖)
そして人気サロンオーナーが選ぶエステ化粧品として挙がるのがシュラメックのグリーンピールです。
8つのハーブが傷ついたお肌を優しく「押し」、そして新しい肌に栄養を与えて促進することができます。
血液循環も刺激され毛穴が開き、肌はスキンケア成分を最適に吸収することができるメリットもあります。
損傷した細胞を再生するのに必要な自然エネルギーをお肌に供給し、加齢に伴うお肌の外観はもちろん、不純物や色素障害の軽減にも期待ができるのが嬉しいところ!
「元祖ハーブトリートメント」としても高く評価されているのが、シュラメックのグリーンピールの魅力なのです。
出典:Green peel / Dr. med.Cristina Schrammek https://www.schrammek.com/
ルヴィ(REVI)日本製 銀座のサロン発祥
また海外製ではなく国内で言えば、ルヴィのハーブトリートメントが人気です。
酵母と植物幹細胞、国産ハーブのみをブレンドした本格ケアが可能!
それでいて痛みもなくダウンタイムなしの優れたケアを実現しています。
ほうれい線に悩む人、フェイスラインに悩む人など、本格的なアンチエイジングをしたい人にもオススメです。
様々なお肌の悩みにアプローチできる点も好評で、日本製のハーブトリートメントをしたい人にとってルヴィをぜひとも試してほしいものです。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の関係
ここからは定番成分でもあり、非常に美容効果に優れた3種の成分について解説していきましょう。
「コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸」の3種の成分について再確認することで、エステ化粧品選びの新たな気づきにつながるかもしれませんよ。
コラーゲン(ハリ)
コラーゲンはアミノ酸でできている細長い繊維状のタンパク質です。
真皮を構成する成分の約70パーセントを締めていて、お肌にハリを与える重要な成分でもあります。
加齢や糖化、紫外線などの外的ストレスを受けると細くなってしまったり、また硬化することでお肌のゴワつきや「たるみ」につながってしまいます。
だからこそハリのある若々しいお肌をキープしたい人には、コラーゲンが重要だと言われているのです。
エラスチン(弾力)
次にエラスチンですが、お肌の伸縮性を作り出し、ゴムのように伸び縮みする性質を持っています。
このエラスチンが不足してしまうとコラーゲンを支えることができなくなり、お肌の弾力低下やシワ・たるみの原因になってしまいます。
30代以降から急激に減少する成分ですので、いつまでも弾力のあるお肌をキープしたい人にとって非常に重要な成分だと言えるでしょう。
ヒアルロン酸(潤い)
最後にヒアルロン酸についてですが、お肌の潤いを保つために重要な成分です。
優れた保水機能を持つヒアルロン酸は、1グラムで約1リットルの水分を保つと言われるほどです。
このヒアルロン酸が減少してしまうと、お肌からみずみずしさが失われ、さらにお肌のハリの低下や乾燥肌の原因、シワ・シミにもつながってしまいます。
だからこそコラーゲンやエラスチンと合わせアンチエイジングで重要な3種の成分と言われ、潤いのあるお肌を保ちたい人、取り戻したい人に必須の成分と言われているのです。
エステ化粧品で注目したい成分
ここからはエステ化粧品で注目したい成分について触れていきます。
既に知っている成分も多いと思いますが、各成分を少し掘り下げて解説していきますので、ぜひ目を通してみてください。
プロテオグリカン
まずはプロテオグリカンについてです。
プロテオグリカンはお肌の細胞の増殖やヒアルロン酸、I型コラーゲンの産生を促してくれる大切な成分です。
またプロテオグリカン自体が高い保水力を持ち、肌荒れやシワ、お肌の弾力に大きく影響する成分でもあります。
さらにメラニン生成抑制作用や色素沈着を落ち着かせる作用にも期待ができるため、肌トラブルに悩む人にオススメな成分だと言えるでしょう。
出典:Proteoglycans
https://www.cryst.bbk.ac.uk/pps97/assignments/projects/emilia/Proteoglycans.HTM
レチノール(ビタミンA1)
またレチノール(ビタミンA1)についても触れておきましょう。
レチノールは表皮と真皮に働きかえ、お肌のターンオーバーを促してくれます。
日本ではレチノールの配合量は250,000IUまでと定められていて、配合量にすると約0.04パーセントと換算されます。
少ないように感じる人もいるかもしれませんが、このぐらいの濃度でも十分にレチノールの効果を実感することができます。
ちなみに海外では0.5パーセントや1パーセントの高濃度化粧品もありますが、即効性がある反面、副作用が強く出る傾向にありますのでおすすめできません。
他の化粧品同様にケアを習慣化することが大切ですので、変に海外製の高濃度化粧品を使う必要はなく、定められた配合量での化粧品を上手に活用することが大切だと言えるでしょう。
【補足】レチノールとビタミンCはどっちが先?
補足としてレチノールとビタミンCはどちらが先に使うべきかという点について触れていきます。
肌ケアをする際にレチノールとビタミンCの両方を使用する機会が出てくると、どちらを先に使うのが正解か悩んでしまう人も多いようです。
結論から言えば先にビタミンCから使うのがオススメです。
一般的に水溶性のビタミンCはお肌に浸透しにくいと言われています。
ですが、先にビタミンCを使い、その後にレチノールを使うことで「ビタミンCの浸透をサポートしてくれる」と言われています。
だからこそ成分の効果を最大限に引き出すためにも、ビタミンC→レチノールの順番で活用することを強くオススメしますよ。
上手に活用したい、人気サロンオーナーが選ぶエステ化粧品
今回は人気サロンオーナーが選ぶエステ化粧品、そして大切な各種成分について解説してきました。
自身で活用する際にも、エステで顧客の肌ケアに活用する際にも重要になってくる美容成分!
既にご存知の内容もあるかもしれませんが、注目成分や新たな化粧品などがあった場合は積極的に取り入れてみるのが良いでしょう。
特にハーブピーリング・ハーブトリートメントなどは、優れたアンチエイジング効果や本気の美活をしたい人にとって注目されている化粧品です。
一般的なコスメではなく、業務用のエステ化粧品として販売されるアイテムも多いため、それらを導入することでより顧客の満足度を高めることも可能になるでしょう。
当ページをご覧の方の中には「たかが成分」と軽視する人は少ないと思いますが、エステの各メニューで活用する際にも化粧品に配合されている成分、そして期待できる効果は重要です。
施術前後のケアで使用する際にも、その成分の効果を「顧客が求めている形で、しつこくない雑談レベル」でサラッと触れることでも、相手の満足度を高めることができます。
それが馴染みのない成分であれば顧客の「美」への期待もグッと高まりますし、帰宅後にお肌が変わったと感じられたのならばリピートにも期待ができるでしょう。
そういった意味でも人気サロンオーナーが選ぶエステ化粧品、人気の化粧品を上手に取り入れて活用していくことが大切なのですね。