今回はエステのボディ商材についてお話していきたいと思います。
顧客満足度を高めるためにも非常に重要になってくるボディ商材。
自身の店舗の人気メニューがボディケア・痩身などの方は、特に意識しなければならないポイントです。
もちろん他の様々なメニュー・施術の場合でも重要になってくるボディ商材!
そんなエステのボディ商材について、シンプルに解説していきたいと思いますので、是非各項目に目を通してみてください。
エステのボディ商材とは
まずエステのボディ商材について、もう少し掘り下げて解説していきましょう。
簡単に言えば様々なエステ商材のうち、ボディトリートメントや様々なケアに関する業務用商材を指します。
また広義の意味ではハンドやネイル、ヘッドスパなども含めてボディ用の商材と認識するプロの方々もいるかもしれませんね。
顧客に提供するメニュー・施術を円滑に行い、また満足度を高めるためにも大切なボディ商材!
いずれの場合でも共通する部分は、ボディ商材を軽く考えてしまったり、安価なものばかりで揃えてしまうと、顧客満足度を損ねてしまうという点です。
このあたりも含めて、後述する各ジャンルにおけるボディ商材の設備や機器、備品について詳しくチェックしていきましょう。
ハンド・ネイル関連の商材
ここからはハンド・ネイル関連の商材について解説していきます。
ハンドメニューはもちろん、ネイルに力を入れているエステ、これから注力していきたいと考えている人は参考にしてみてください。
ハンド・ネイルの設備や機器について
それではハンド・ネイル関連の設備や機器について触れていきましょう。
下記に挙げる設備や機器はハンド・ネイル関連の施術において非常に重要な役割を持ちます。
「ネイルドライヤー、ジェルライト、フィンガーボウル、ネイルチェア、テーブル、キャビネット、サイドテーブル、テーブル用ライト、アームレスト、ダストコレクター用品、マット、エプロン、ユニフォーム」
顧客に心から満足してもらい、また口コミでも良い評価を獲得するためには、細かな部分まで設備を充実させておきたいもの!
特にネイルにはこだわりを持つ顧客は多いため、かゆいところまで手が届くレベルで設備や機器を充実させておくことをオススメします。
ハンド・ネイルの備品情報
またハンド・ネイル関連の備品情報についても触れていきます。
「ネイルブラシ、キューティクルケア用品(ニッパー、スティック等)、ネイルファイル、バッファー、サンディング用品、ネイルポリッシュ、ジェルネイル、ネイルアート用品、ネイルチップ、ネイル下地、ネイル溶剤、リペア用品、ふき取りコットン、ジェルボトル(容器)、オフ用品、消毒液、パラフィンパック、ハンドクリーム、ネイルオイル」
ハンド・ネイル関連の備品は非常に種類が多いですが、最低限揃えておかなければならない備品は絶対に揃えておきましょう。
その上で備品をしっかり活用しつつネイルの途中で丁寧かつ細かなケアまで行ってあげることで、顧客満足度も上がり他店に差をつける大きなチャンスとなるでしょう。
まつ毛エクステ・パーマ関連
ここからはまつ毛エクステ・パーマ関連の商材について触れていきます。
先のハンド・ネイル同様にこだわりのある顧客が多いジャンルですので、ハンド・ネイルに力を入れているエステは改めてチェックしてみることをオススメします。
まつ毛エクステ・パーマの設備・機器
まつ毛エクステ・パーマ関連の設備・機器について触れていきます。
「Iラッシュ用ファン、手鏡、ベッド、チェアー、キャビネット、キャビネット取付ライト、エプロン、ユニフォーム」
シンプルではありますが、いずれも顧客に満足してもらうための基本と言える設備・機器です。
特にキャビネット取付ライト、エプロン、ユニフォームなどは、利便性を重視して設置・用意をしておくのが良いでしょう。
まつ毛エクステ・パーマの備品
次にまつ毛エクステ・パーマ関連の備品について触れていきましょう。
エクステとパーマとで備品の種類は変わってきますが、いずれも欠かせない大切な備品です。
「エクステの備品…アイラッシュ、グルー、オフ用品、ツイーザー、ブラシ、テープ、前処理関連用品、アフターケア用品(まつ毛美容液)」
「パーマの備品…ロット、パーマ液、ラッシュグルー、アイラッシュケア用品(まつ毛美容液)」
これらが充実しているかどうかで顧客満足度、そして評判や口コミに大きく関わってくる部分ですので、まつ毛エクステ・パーマに力を入れているエステであれば、備品の充実は必須となるでしょう。
ヘッド・ヘアケア関連
ここからはヘッド・ヘアケア関連の商材について触れていきます。
リラクゼーション目的で利用する人も増えてきているジャンル・メニューですので、メニューに取り入れているエステは是非目を通してみてください。
ヘッドスパ用の設備
まず欠かせないのがヘッドスパ用の設備です。
「ベッド、チェア、キャビネット、マイクロスコープ(毛穴、肌診断)、スカルプケア用美容ケア機器、ヘアドライヤー、ヘアアイロン、エプロン、ユニフォーム」
どこまでヘッドスパに力を入れるかにもよりますが、ある程度はしっかりした設備を導入しておかねば顧客満足度を高めることはできません。
清潔感のある空間であることは大前提とし、オシャレな施術スペースか、それとも落ち着きのある空間かシックな雰囲気かなどコンセプトも少し変わる部分かもしれません。
その辺りもエステ全体の雰囲気と調和し、落ち着きながらヘッドスパを受けれる空間を意識することも、顧客の満足度につながる点だと覚えておいてください。
ヘア用化粧品
またヘア用化粧品も非常に重要なポイントです。
「スカルプクリーム、スカルプオイル、シャンプー、ソープ、トリートメント、ヘアマスク、スカルプ用美容液(ミスト、エッセンス)」
ヘアケアをする場合はヘア用化粧品・商材の品質は非常に重要なポイントです。
どの程度力を入れるかにもよりますが、ある程度は上質な商材を揃える必要があるでしょう。
その上でどこまで種類を揃えるか、充実させておくかは、エステでのヘアケアへの力の入れ具合によって変わってくる部分です。
定番のヘアケア商材から旬のアイテム、期間限定の香りや季節モノの商材なども含め取り入れると、飽きずに楽しみながらリピートしてくれる顧客獲得にも繋がりますので、運営スタイルに合わせてどこまで充実させるかを検討してみましょう。
ヘッド・ヘアケア備品
ヘッド・ヘアケアに関する備品についても軽く触れておきます。
「カッサ、ヘッド用ブラシ」
これらの備品は意外と軽視されがちですが、少しだけ良いものを用意しておくと「おっ!」と他のエステとの違いが感じられ、顧客満足度アップや評価アップにつながります。
もちろんメニューにもよりますが、少し品質の良いカッサやヘッド用ブラシは使い心地もかなり良いので、ふとした瞬間に施術の上質さを顧客に提供するアイテムの1つだと言えるでしょう。
ボディケア・痩身・脱毛
ここからは多くのエステで看板メニューとなるであろう「ボディケア・痩身・脱毛」について触れていきます。
これらのメニュー・施術は非常に競合も多いので、顧客満足度を高めリピーターを獲得するためにも、しっかりとチェックしてみてください。
ボディケア・痩身・脱毛の設備や機器
まずは看板メニューの設備や機器について触れていきましょう。
「ボディケア…ベッド、チェア、キャビネット、タオルウォーマー、美容機器(ラジオ波など)、エプロン、ユニフォーム」
「痩身…ベッド、チェア、キャビネット、タオルウォーマー、美容機器(ラジオ波、キャビテーション、LED、超音波など)、エプロン、ユニフォーム」
「脱毛…ベッド、チェア、キャビネット、タオルウォーマー、業務用脱毛機器(レーザー、光など)、エプロン、ユニフォーム」
各々の美容機器や脱毛機器などの部分は、特に妥協せずに充実させておきたい要素です。
もちろん予算の問題もあると思いますが、施術の質や快適性、そして何よりも満足できる結果を生み出すためにも、各種看板メニューの設備や機器はある程度力を入れて揃えてしまうことを強くオススメします。
ボディケア・痩身・脱毛の備品
また肝心の備品についても触れていきます。
「ボディケア…ボディ用化粧品/ボディオイル、マッサージクリーム、ボディマスク、美容機器用化粧品、ホットストーン」
「痩身…ボディ用化粧品/ボディオイル、マッサージクリーム、美容機器用化粧品、ボディラップ」
「脱毛…脱毛用ワックス、アフターケア用クリーム、オイル、美容機器用化粧品」
設備や機器が充実していれば備品は特に最低限のもので問題ないと考える経営者も多いようです。
もちろん設備や機器が重要なのは間違いないのですが、可能であれば備品も少しだけ良いものを意識してあげると良いでしょう。
コストの問題もあると思いますが、顧客満足度からのリピート率アップや良い口コミなどにつながれば、それは費用対効果が非常に高い施策だともいえます。
備品の質を少しだけ上げる、そんなちょっとした顧客満足度アップを意識した備品管理も、できるエステ運営には大切なポイントなのです。
【補足】サロン用の消耗品
補足としてサロン用の消耗品についても触れておきます。
「バスタオル/ベッドシーツ、エステガウン(ローブ)/ターバン、ペーパーショーツ/ペーパーブラ、紙シーツ、ウォーマー、スポンジ/パフ、ブラシ/スパチュラ/ボウル、コットン/ガーゼ、カルテ/契約書」
これらの消耗品については、それぞれのスタンスに合わせて質を選ぶと良いでしょう。
もちろん質の良いものであればベストですが、消耗品なだけあってこだわりすぎるとコスト増加につながってしまいます。
今では低コストである程度の品質の消耗品・備品も増えていますので、顧客の使用感も含めた経営者視点での「コスパの良い消耗品管理」を徹底することで、顧客満足度とコスト削減の両立を目指してください。
※ただし万が一にも消耗品の質を下げすぎて、それが顧客満足度の低下につながることだけは避けるように気をつけましょう。
【追記】販売用のダイエット用品
エステ内で販売するダイエット用品についても追記しておきましょう。
「酵素ドリンク、サプリ、コラーゲン、補助ドリンク、ゼリー、ガードル、補正下着、バスト(育乳サロン)、ナイトブラ」
これらのダイエット用品を置くことで、顧客のダイエットに対する意識の改善などにも良い影響が出る可能性があります。
また単純にダイエット用品をショーケースや展示・販売コーナーに置くことによって、「この店舗ではダイエットや美容にも力を入れているんだ」と言ったイメージの植え付けにも役立ちます!
それが各種ダイエットや美容関連のメニュー・施術の興味や問い合わせ、またダイエット用品の話題からの申込みを獲得できたりと、視覚的な部分から訴求できる側面も持っています。
さらに上記のダイエット用品だけではなく、美しさや見た目を整えるボディ用品なども合わせて取り扱うと、コーナーも華やかになり興味を持つ人が増えるかもしれません。
販売自体の売上だけではなく、イメージや視覚的にアプローチできるメリットもあるため、店内や受付周辺に物販コーナーがある場合は、顧客の反応なども見つつ取り扱うダイエット用品の増減を試してみるのが良いでしょう。
エステのボディ商材のまとめ
今回はエステのボディ商材についてジャンル・メニュー毎に解説してきました。
・ボディ商材は顧客満足度に影響する
・コストだけで選んではならない点に注意
・設備や機器はできるだけ充実させたい
・各種備品も顧客満足度に大きく影響する
・基本的な消耗品はコスパで選ぶ所も多い
ボディ商材は良いものを選ぼうとするときりがない部分ではあります。