今回はプロが行うシートパックについてお話していきたいと思います。
今では様々な種類が発売されているシートパック・シートマスクですが、セルフケアとして家庭用のパックやマスクを活用している人も増えていますね。
そんな中でエステでの業務用のパックやマスクもかなり高い評価を集めています。
そこでユーザーが気になるのが、エステと自宅のセルフケアでのシートパックやマスクは違いがあるのかと言う点でしょう。
今回は改めてエステと自宅のセルフケアとしてのシートパック・マスクの違いについて触れていきますので、既にご存知の人も「振り返り」の意味でチェックしてみてください。
エステの業務用シートマスクの特徴やメリット
まずはエステのシートマスク・パックの特徴やメリットについて触れていきましょう。
具体的にどのようなメリットや魅力があるのか、そして注意点などについても触れていきますので、合わせて確認してみてください。
シートパックの魅力
それではシートパックの魅力についてお話していきましょう。
基本的なお話ですが、シートパックやマスクは様々な美容成分が配合されています。
その製品によって配合されている成分は異なりますが、下記のような成分が配合されているパックやシートが多いです。
・美白ケア…アルブチンやプラセンタ
・保湿成分…アミノ酸やヒアルロン酸、セラミドなど。
・肌荒れケア…グリチルリチン酸ジカリウムやシカ(CICA)成分
そしてハリのあるお肌に導くためのコラーゲンやレチノールが配合されているシートやマスクも人気ですね。
だからこそ乾燥が気になっている人はもちろん、ニキビや肌荒れに悩む人、シワやたるみが気になっている人など、幅広い人から満足度の高いケア用品でもあります。
そしてエステとしても手軽に取り入れやすく、それでいて満足度向上に高い効果を発揮してくれるのがシートパックやマスクなのです。
シートマスク使用時の注意点
シートマスクやパックを使用する際には、製品に含まれる美容成分が首周りや耳側へ垂れないようにケアしてあげることが大切です。
ターバンやタオルなどを活用し顔の周りを丁寧に覆うことで、垂れによる違和感や不快感などを防ぐことができます。
ちなみにシートを乗せる場所は額から乗せてあげるのがオススメです。
顔全体にバシャッと乗せてしまうと位置がずれてしまったり、そもそも感触や冷たさでビックリしてしまうため、額の生え際に沿って優しく顔全体に整えるように乗せてあげるのが良いでしょう。
またお客様のお顔のサイズ次第では、はみ出た部分を軽く折って肌に載せてあげると違和感なく、そしてウェットな部分が顔以外に触れることなくリラックスして各種成分を浸透させることができます。
このような丁寧な施術・使用を心がけることで、エステならではの満足感を高めることができるでしょう。
どうしても自宅でシートマスクやパックを使う場合は、自分一人でのセルフケアで各種処理が面倒な部分もあるため、そのあたりも含めてエステで施術してもらう際には「普段とは違う上質なケアができる」と思ってもらうことが大切なのです。
エステでのその他のパックについて
最後にエステでの「その他のパック」についても軽く触れておきましょう。
エステでは「クリームパック、ジェルパック、クレイパック、泡パック」などがあります。
シートパックやマスク以外にこれらをメニューや施術に取り入れるのも良いです。
各々優れた美容効果などを得ることができるので、エステの方針・方向性によっては上記のいずれかを取り入れるのも選択肢としてはアリでしょう。
ただしシートパックやマスクの場合には、施術時の「手軽さ」などのメリットもあるため、非常に取り入れやすいと言った見逃せないポイントもあります。
そういった部分を考慮しつつ様々な費用対効果を考えると、やはりシートパックやマスクが非常に導入しやすく顧客満足度を高めるためにオススメだと言えるでしょう。
シートパックでケアをする流れ
ここからはシートパック・マスクでのケアの流れについて触れていきます。
エステで施術をする場合、自宅でセルフケアをする場合では少し異なる部分があるかもしれません。
ですが、大枠の流れは似ていますので、それら具体的なケアの流れについて確説していきたいと思います。
塗る順番について
まずはシートパックやマスクを使う時間、塗る時間について触れていきたいと思います。
1.クレンジング・洗顔
2.化粧水
3.マッサージ
4.シートマスク
5.美容液・クリーム
エステでシートパック・マスクを使う場合には、上記のような丁寧なケアを提供してあげるのが良いでしょう。
自宅で行う場合は「クレンジング→洗顔→シートパック・マスク→美容液」の流れが一般的かもしれませんが、エステならではの丁寧な施術を取り入れることで、より優れた美容効果やリラクゼーション効果などを与えてあげることができるのです。
塗る時間
ちなみにパック・マスクを塗る時間もとても大切なポイントです。
基本的には15分以下にとどめておくのが良いでしょう。
水分が蒸発すると乾燥の原因になってしまうことがあるため、シートマスクやシートパックは長時間放置すれば良いというものではありません。
アイテム次第ではありますが10分~15分程度が理想的な時間であることが多いため、適切な時間で活用するのがベストです!
逆にそのぐらいの時間であれば各種メニュー・施術の合間や最後のケアに取り入れやすいメリットにもつながるため、満足度向上のために各種メニュー・施術のプラスワンとしてシートマスクやパックを取り入れるのも良いでしょう。
※お客様からしてもエステでの施術の中で10~15分ぐらいがリラックスできる時間、各施術の合間やアフターケアとして余韻を感じることができる適切な時間となるでしょう。
【補足】シートパックの材質
補足としてシートパック・マスクの材質についても触れていきたいと思います。
材質・素材はいくつかの種類にわかれますが、主な素材としては下記の4種が挙げられます。
・コットン
・レイヨン
・リヨセル
・マイクロファイバー
いずれも植物由来の素材であり、炎症や肌トラブルを起こすことがない肌に優しい素材です。
生分解性があるという点でも安定した素材としてもちいられるため、エステでシートパック・マスクを導入しようとしている場合は、上記の4種のいずれかの材質・素材で作られているパックやマスクを選ぶのが良いでしょう。
他にもハイドルジェルやバイオセルロースなどが素材であるケースもありますが、単価も変わってくるため基本的にはエステで導入するパックやマスクは、特に理由がなければ上記の4種の中から選んでおくことをオススメします。
※自宅でセルフケアをしている人も同じような素材のアイテムを使っていることが多いので、不自然に感じることもなく、それでいて業務用(エステ用)の成分が程よい製品を使うことで、自宅のセルフケアとは違った満足感を感じてもらえることでしょう。
エステと自宅のシートパックは差別化できる
今回はシートパックやマスクのメリットや特徴、そしてエステでの施術と自宅のセルフケアの簡単な比較についても触れてきました。
最終的にエステでも自宅でも、どちらのシートパックでのケアも同じように感じる人もいるかもしれませんが、エステでのシートパックは本格的な美肌・美容効果に期待ができます。
シート・パック自体の品質はもちろん、プロのエステティシャンが丁寧に行うからこそ優れた効果に期待ができるのですね。
普段自宅でシートパックケアをしている人も、エステでのシートパックケアなら独特の雰囲気やリラクゼーション効果も相まって、自宅でのセルフケアとは一味違ったケアを体感することができるでしょう。
個人販売のシートパックやマスクも中々の品質のアイテムが増えてきていますが、やはり業務用のシートマスクやパック、そしてプロのエステティシャンが行う丁寧なケアは、自宅でのセルフケアとは違ったアプローチが可能です!
そのあたりも含めて顧客へ訴求をすることで、エステで行うケアの良さを伝えることができるでしょう。
手軽な導入例としては各種施術のアフターケアにシートパックを活用してあげることで、自然とエステでシートパックを活用するメリット・魅力を訴求することもできます。
エステの方向性にもよりますが、そのあたりも含めてシートパック・マスクを取り入れてあげることで、他のエステやサロンとは一味違った満足度の高い施術を提供することに繋がるでしょう。
当ページをご覧の方は、たかがシートパック・シートマスクと軽視する人は少ないと思います。
もし導入を迷っている方は今回お話してきた内容を参考にしつつ、満足度の底上げにはちょうどよく費用対効果にも優れているシートパック・マスクを、どこかのタイミングで取り入れてみることをオススメしますよ!